lesson4 リペア&メンテナンス<スネア編>

<バラシ編>


さて、なにわともあれリペアを始めるにはまず「バラシ」です。
その前に今回のリペアで使用した道具達を紹介します。

バラシ、組み立てに必要な道具です。
左からチューニング・キー(ヘッドの取り外し、取り付け、チューニングには必要不可欠です。)ちなみに今回はヤマハのスネアをいじるということで、ヤマハのチューニング・キーにこだわってみました。って、ど〜でもいいでんすが^^;

その次はクランク型のへんてこりんなやつですが、これはスピードチューニング・キーです。ヘッドを素早く取り外す時には重宝します。別に無くてもできます。(ちなみにこれはパール製です)笑

その次はソケット・レンチです。ドラムの外部にはあまり使用されていませんが、内部にはラグ(舟形)やパーツを固定するのに六角ネジが使われていることが多いです。
これを外すのに意外と力が必要なのでこの道具があると便利です。モンキー・レンチでもOKです。

最後にプラス・ドライバーです。これも内部のネジなどに使われている事が多いので必要です。回す際にはネジ山をなめてしまわないように、ネジのサイズにきっちり合った物を使用しましょう。

こちらは磨きに使った主なクリーナーなどです。

左からシリコン・スプレー。これ、僕実は最近かなりお気に入りなんですが、金属は当たり前にゴム、木、はたまた紙にも使えてしまうという優れもの!!主な効果は潤滑ですが、艶出し、表面の保護にもすごく良いです。新しい楽器を買ってきたらまずはこいつで全体をコーティングして、傷や汚れが着かないようにしてます。今回は艶出しとコーティングに使用。(ただし、シリコンは相手を選ぶのでラッカーなどを使用している塗装には注意が必要です!)

次は5−56、スプレー式の油です。まぁこれは定番ですね。今回は潤滑とサビ落とし、サビ止めに使用。

次にクレンザー洗剤です。これはシェルとフープの汚れ落としに使いました。研磨剤入りの物は避けましょう!

その次にちょこっと小さく見えているのはグリスです。これはテンションボルトに潤滑材として使用しました。5−56でもいいんですが、テンション・ボルトにはグリスがいいです。今回のはセラミック・グリスを使用しました。

では、バラシにかかりましょう・・・。

まずはスナッピーを取り外します。
次に上下のヘッドを取り外します。

シェルが裸になったら今度はスナッピーのスイッチとパッド部。
全面あたり仕様に使われているガイド・ローラーも外します。

裏側に六角ナットが入っているので、そこにソケットレンチを当てて、表のプラス・ネジを回します。ネジをなめないように注意!
そういう感じで取り付けられていた部品を全て外してしまいます。
磨くのがコンセプトの場合、ラグ等は外さなくても作業はできますが、完璧を求めるなら是非とも全てを外してしまいましょう。

ラグの仕組みはメーカーのカタログ等でも見れますが、実際に自分の目で確かめておくと、具合が悪い時などにも対処ができます。

また外して裏側を見ることで、意外とラグの中が壊れていたりするのを発見できたりします。

中古楽器なんかを手に入れたときは全バラシが基本ですね。

塔純塔|イントアドバイス!
バラシの際に気をつけないといけないのは、ネジ類の紛失です。

ネジをはじめ、ワッシャーなど取り付け部分には多くの部品が使われています。
これらをなくしちゃうと、最後の組み立てでテンションがかなり下がりますので注意!

ちなみに、別の小箱やプラスチック・ケースなどを用意してそこにネジを入れておくのもよいですが、ネジ類は沢山あって、しかも場所によって種類やサイズが違うので組み立てる際に分からなくなってしまわないように、別で保管するよりも下の写真のように、そのネジが使われていたパーツにはめておくと一番分かりやすいです。
ネジは元のパーツにはめておくべし!

全部ばらした状態。
意外と多いようでパーツは少ない・・・?

さて、次は磨きです。。。

←戻る<導入編> ・・・・・ <磨き編>次へ→