lesson2 最初に何を買う?<基礎編>

お待たせ致しました。第2回は予告どおり「最初に何を買う?」<基礎編>です。
今回は基礎編ということで、これからドラムを始める方や、「そういやそろそろ
基礎練習始めないと・・・」と思っている方にデイリーレッスンに必要な物を挙げ
て、その必要性を書いてみたいと思います。

[必要な物はたったの3点!]
まず必要なのは前回でも書きました「スティック」ですね。ま、当たり前といえば
当たり前ですね(^_^;)コレがないと始まりません。

えー、いきなり余談ですが時々ステイックを「バチ」と言う方がいらっしゃいますが
まぁ、せっかく「ドラム」という英語な訳ですから、「スティック」とカッコよく言いまし
ょう(笑)
ちなみに私は「ドラム」に対しては「ステイック」、「太鼓」という(和太鼓)に対しては
「バチ」と言うのが適当ではないかと思います。(どうでもいいですね^^;)

はい、ちょっと話がそれてしまいましたが、ステイック以外に必要な物は
「メトロノーム」「練習台」です。
初めての人は是非、ステイックを買うときについでと言ってはなんですが「メトロノーム」
と「練習台」を買ってくださいね。

[メトロノームの必要性]
では、なぜメトロノームが必要なのでしょうか?
メトロノームは練習時においての自分の演奏のよき先生役です。間違った音符の
解釈の仕方のままや、狂ったテンポの中での練習では正しい「リズム感」は身に付
きません。もし、仮にあなたが音楽スクールなどでレッスンを受けているなら、その
レッスン時には例え演奏がずれていたりしてもそれを客観的に伝えてくれる人(先生
など)がいると思うので大丈夫ですが、一人で練習をするときには何かガイドライン
なるものが必要です。電池の消耗した機械で無い限りそのリズムは正確なはずです
から、自分の演奏がヨレてしまったときは一目瞭然です!

それと大切な事がもうひとつ!
リズムの正確さはその土台となる「パルス」の正確さに掛かってきます。メトロノーム
を使用するその訳は、このパルスの刻みを正確に保つ能力を体の中に染み込ませる
為に必要なのです。
「パルス」って何?
音楽の専門誌などを見ていると時々見かけるこの言葉・・・。一見分かっているようで
なかなか説明しずらい言葉ですよね。定義はいろいろあると思うのですが、ドラムに
おける「パルス」を簡単に説明すると、たとえば4分の4拍子の曲があったとします。
コレをカウントするときに「1・2・3・4」(ワン・ツー・スリー・フォー)と数えたり、または
幼稚園や小学校の音楽の授業で習ったような数え方「1ト・2ト・3ト・4ト」(イチト・ニィ
ト・
サント・シィト)など。この演奏者が口ずさんだ4分音符や8分音符こそが「パルス」
正体なのです。ちなみに「リズム」の定義とは楽器や手拍子などで演奏したもの
(演奏された結果生まれたもの)です。


☆英語でのカウントは「1&・2&・3&・4&」(ワンエン・トゥーエン・スリーエン・フォー
エン)と発音します。
この「パルス」の定義については、非常に奥が深くまた難しいものなのでここでは
「ふ〜ん、そうなんだ。。。」程度でいいと思いますので心の片隅にでも置いておいて
下さい。また機会があればそのうち詳しく解説したいと思います。

演奏(基礎練習)において大切な事は、パルスとリズムの両方がほぼ無意識に作り出
される下地が必要だということです。その下地を作るために「メトロノーム」は必須アイ
テムなんですね。

ちなみに私のレッスンを受けていらっしゃる方は気づいたかも知れませんが、レッスン
においては演奏時にこの「歌う」事に常に重点を置いています。

[練習台の必要性]
次に「練習台」の必要性についてですが、(必要性と言うほどたいそうな事ではありませ
んが・・・)これは「なんで必要なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
確かにすでにドラムセットを持っている人(セットを使っていつでも好きな時に練習出
来る環境にある人)やエレクトリックドラムなどの練習用セットを持っている人は
「そんなのいらねー」と思うでしょう。
または「ドラムの練習といえば昔から<電話帳>が相場だろ!」という方や
(何を隠そう十数年前、ドラムを始めた頃はそれでやっていました・・・懐かしい)
その他には「枕叩いてます!」といろいろな方がいるとは思いますが
そういう方にこそ、このシンプルな「練習台」をお勧めしたいのです。

と、コレだけでは説得力に欠けます(笑)ので、もう少し掘り下げてみましょう!

<練習台の良いところ>
 1)打音が静か!(生ドラムやエレクトリックドラムのパッドに比べて)
 2)高さ、角度調整がきくので、正しい姿勢・フォームを作れる。
 3)シンプルさゆえの練習への集中

                          などなど・・・
まず1)ですが、打音が静かであることと、かつ生ドラムの打感触に近い(近くない物
もありますが)ので手首・腕などへの負担が少ないです。
日本の住宅事情を考えれば静かだと言うことはかなりありがたいわけです。状況にも
よりますが、昼夜時間を問わず好きな時に練習が出来ます。

次に2)ですが、高さ、角度調整が出来るということは正しい姿勢(生ドラム演奏時に
近い状態)で練習が出来るということです。電話帳や枕を叩くといった昔ながらの涙ぐ
ましいスポコン顔負けの練習方法も悪くはないのですが、そういった物での代用はどう
しても姿勢が良くない状態で練習する羽目になりがちです。
正しい姿勢・フォームは「良いサウンド」を生み出す秘訣です。「良いサウンド」「良いド
ラミング」を導きます。私のレッスンではこの姿勢についても重点を置いています。

最後に3)ですが、生ドラムセットやエレクトリックドラムを持っている人にありがちな
落とし穴なのですが、「よし、今日はステイックコントロール(基礎練習)をみっちりやる
ぜぇ〜!」と気合を入れてドラムセットの前に座ってみるも、ものの数分で(もしくは座っ
た瞬間^^;)ドンタン・ドドタン♪と気が付けば8ビートを刻んでいないですか?
(はい、そこのあなた図星ですね〜)笑
つまり、余計なものがあると練習に集中出来ないわけです。(出来る人はいいんですよ)
ドラムセット全体でのビートを刻む練習の方が基礎練習よりずっと面白く感じるのは
誰しも同じだと思います。(たまにマニアな方もいらっしゃいますが・・・)
スパルタ的な考え方ではありますが、あえて基礎練習しか出来ない状況に自分で追い
込んで(練習台だけを用意して)みるのもひとつの手段です。

活用方法としては、(けっして水平にしてコーヒーテーブルなんかにはしないでね^^;笑)
シンプルさゆえにコンパクトで軽量で持ち運びも楽ですからTVを見ながらでも良いです
し、リビングで食後の運動(?)とかその気になれば天気の良い日に公園や河川敷へ
持って行ったりと、思い立ったらどこでもすぐ練習が出来きますね。


ま、そんなこんなで練習台の良さ(?)みたいなことを書いてみましたが、基礎練習とい
うのはやり始めるときにはどうしてもつまらないもので(私も同じです)やらなきゃいけな
いことはなんとなく分かってるんだけど、出来ないものです。でも、意外とやり始めると
次の目標が見えてきたりして面白いものです。こつこつ頑張って下さいね。

では最後に私のお勧めメトロノームと練習台を紹介します。購入時の参考にしてくださいね。
商品 メーカー 品番 値段
(定価)
コメント
(星の数5段階で評価)
メトロノーム コルグ MA-30 \2,900 安いですが、機能満載でコンパクト。いつも持ち歩いても気にならない大きさ。それでも液晶は大きいので視認性がいいです。いわゆる昔からある振り子型のメトロノームのデジタル版という感じで見やすいです。私も使ってます。★★★★
メトロノーム ヤマハ ME-200 \3,300 ほぼコルグ(上記)と同じタイプです。が振り子型ではなく左右照明点灯型なので慣れるまでは少し違和感を感じるかも。しかし、値段が魅力的ですね。ボリュームコントロールが出来ます。色が沢山あるので自分好みのひとつが探せるかも・・・。★★★
メトロノーム タマ RW-100 \13.900 値段は少々張りますが、20曲までのメモリー機能などが付いており、将来的にライブなどをするという方には是非お勧めします。買っておいて損はしません!持ち運ぶには少々大きめですが、シンバルスタンドに組み込めたりするのでピカイチにお勧めです。私はプロトタイプに改造して使っています。★★★★★
練習台 ヤマハ TS01S \4,900 さすがヤマハといいますか、安いです(^^;でも素材は結構いいものを使っているようで打感触はかなりいいです。★★★★
練習台 パール SD-50 \7.000 ヤマハに比べると値段が張りますが、消音効果の高いウレタンパッドを使用しているので納得できます。消音性を求めるならコレが一番です。★★★★★
ちなみに、これ以外の物はダメ!と言ってるのではなくて私の一意見としてのお勧めですので
これ以外の物を使っている方は気にしないでちゃんと使ってくださいね(^^;
もし、今使っているものがなんとなーく気に入っていない方はちょっと工夫するだけで簡単に
改造が出来ますので、とりあえず新しい物に買い換えないで一度ご相談下さい。


<今回のまとめ>
より良い練習環境を整えるために
   スティック・メトロノーム・練習台 
                                   をまず揃えよう!
                   次回は「最初に何を買う?」<ドラム編>です。お楽しみに♪